中古で買った本のニオイが気になり過ぎて、お困りではありませんか?
また不要になった本も、ニオイが付いた状態で売れるのかも気になるところです。
実は本のニオイは、身近にあるものでわりと簡単に取れます。
今回は身近のもので本のニオイを取る方法3選を紹介します。


また本にニオイがつく原因についても解説しているので、参考にしてください。

古本のニオイを取る方法3選

古本のニオイを取る方法を以下の3つの方法について紹介します。
・重曹
・消臭剤
・虫干し

重曹を使う

重曹は汚れを落とすだけでなく、いやなニオイを消す効果もあります。
重曹はアルカリ性なので、酸性を中和して無臭の状態に変えられるのです。

ドラッグストアや100均などでも売っていてコストもあまりかかりません。
ただ注意点として重曹は粉末のため、そのまま本にふりかけてしまうと取れなくなり本を白く汚します。
以下に作業手順を紹介します。

【作業手順】
1.本をキッチンペーパーで包む
2.ダンボールやビニール袋に本と重曹を入れて1週間ほど放置する

簡単な方法でニオイは取れています。
また残った重曹は、お酢と一緒に流すことで排水口のニオイも一緒に取ってくれるので一石二鳥です。

消臭剤を使う

ここでは市販の消臭剤を使用する方法と、消臭剤を自作する方法のふたつを紹介しています。

市販の消臭剤を購入
市販の消臭剤を使用するのが一番簡単な方法です。
消臭剤は、据え置きタイプ・ニオイが付着しないよう無臭のものを使用します。

【作業手順】
1.ゴミ袋などの大きい袋の中に、ニオイの付いた本を立てる
(ページを少し開けておくと、より効果が出やすくなります)
2.本より少し離れた位置に消臭剤を置く
3.消臭剤の位置はカバー側ではなく、開いているページ側に置く
4.5日ほど放置する

ニオイがまだ残っている場合、さらに1週間ほど放置すると消臭効果が上がります。

コーヒーかすで自作

コーヒーのかすには消臭効果があり、車の中・靴などにも広く使われています。
アルカリ性のニオイも吸ってくれるので、トイレの消臭にも効果的です。
コーヒーをよく飲むのであれば試してみましょう。

【作業手順】
1.コーヒーかすの水気を切る
2.コーヒーかすを新聞紙の上に広げて乾燥させる
湿気が残っているとカビが生えてしまうことがあるので、しっかりと乾燥させましょう
3.乾いたらコーヒーかすが入れるぐらいの袋に入れ、中身が出ないように結んで密封する
4.ダンバールの中にニオイを消したい本とコーヒーかすの袋を合わせ、密封して3〜5日間放置する

3日たったころに本を取り出し、ニオイがなくなっているか確認しましょう。
まだ残ってるとき、あと2〜3日追加で放置すれば消臭効果は高くなり、本のニオイは消えています。

新聞紙で自作

作業はすこし面倒ですが、新聞紙を利用するのが一番効果的。
きれいに保管しておきたいときや、ニオイがきつい場合におすすめします。

【作業手順】
1.ニオイを消したい本のページより少し大きめに新聞紙を切る
2.カットした新聞紙を10ページ間隔ずつにはさむ
3.ニオイがきつい場合は1ページずつにします
4.はさみ終えたら、本全体を新聞紙で包み1週間ほど置く

はさんでいた新聞紙を取ると、本の中に染み付いていたニオイがとれ、新聞紙にニオイが移ります。

新聞紙を使う方法は、本についたタバコのニオイにも効果的。
手間はかかりますが、いらなくなった新聞紙でコストもかからず自然な方法でニオイ消しができます。

ニオイが移った新聞紙を再利用すると、本側にまたニオイが戻ります。
新聞紙は使い捨てとし、ニオイを取る本がまだある場合は新しい新聞紙を使用しましょう。

風通しのよいところに干す(虫干し)

防虫対策は他のニオイを取る方法と一緒に行うことで、より効果的になります。
本には「シミ」と呼ばれる虫が寄生しています。
人の体に影響はありませんが、本だけでなく洋服も食べてしまうので放っておけません。

また古い本など手に取ると、かゆくなることがありますよね。
その原因は「ダニ」が発生しているから。
ダニは放っておくと、アレルギーや喘息の症状が出たりします。
その場合でも、本を虫干しするのがおすすめです。

【作業手順】
・晴れた日の朝10時〜15時までベランダの風通しのよいところに干しましょう。
本は立てても寝かしても、どちらでも大丈夫です。
急に強い風が吹いて本が飛ばされないように、おもりを乗せておくといいでしょう。

ここで注意してほしいのは以下2点です。
1.前日雨が降っていないタイミングで干す
2.天日干しはしない

前日に雨が降っているとベランダが湿っている場合が多いため、できるだけ避けましょう。

また本にとって天日干しは天敵です。
紫外線を浴びると、本は日焼けして黄色くなってしまいます。
かならず日陰に干すようにしましょう。
自宅に紫外線防止の布がある場合は、本にかぶせて紫外線から守りましょう。

古本のニオイの原因3つ

古本のニオイはどこから発生するのでしょうか。
ここではニオイの原因について説明します。

カビのニオイ

本棚を窓や、水まわりの近くなどの湿度が高い場所に置くと、カビが生えやすくなります。
またホコリも、カビ菌も発生しやすい原因に。
カビが好む場所に置いておくと、新しい本でもカビのニオイが取れなくなります。

本の保管場所は、湿度の高い場所は避け、できるだけ風通しのよい場所にしましょう。

もともとあった場所のニオイ

フリマアプリで購入した場合、もしくは知人からもらった本など、前オーナー家のニオイが残っている場合があります。
タバコやペット、また湿気の多い場所に置いていればカビのニオイがするかもしれません。

その家庭独特なニオイがする場合もあり、気になるようなら虫干しや新聞紙を使うなどしてニオイを取りましょう。

殺菌消毒薬のニオイ

たくさん陳列されている本がすべて同じ匂いがしている場合、殺菌消毒薬のニオイの可能性が高いといえます。
古本屋などのお店では、売り出す本を棚に陳列する前に殺菌消毒します。
その結果、殺菌消毒のニオイが本に移ってしまうのです。
この場合も虫干しなどが効果的。

まとめ

・本のニオイを確実に取るのは、新聞紙をはさみ込む方法
・1番手軽な方法は市販の消臭剤を使用する方法
・カビのニオイが気になる場合は虫干しがオススメ
・虫干しする場合は、ほかのニオイを取る方法と併用して行いましょう

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